虫好き息子の観察日誌

誰に似たのか!?日々マニアックに育っている息子たち(小4、小1、2歳)との日々の記録。

テントウムシを卵→成虫まで育ててみました

2019/10/21、思い出しつつ記入

飼い方というより、私たちの右往左往具合を書き残したメモです。

3月18日  長男、卵を見つけてくる

長男「テントウムシの卵見つけた!!」

と、卵がついた木の枝を持って帰宅。

(いつの間に、テントウムシの卵を見分けることができるようになっていたんだ…)

 

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確かに、ナナホシが産んだのとそっくりな卵が付いている!

でも、ナミテントウかもしれない·····?

 

この頃、ナナホシテントウは沢山見つかるのに、何故かナミテントウはほとんど見つかりませんでした。

もしかしたらナミテントウの卵かも·····?と、とりあえず育ててみることになりました。

 

当時の写真は無かったけど、夫へのLINEは残っていたので記録。

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3月26日  卵が孵化する

なんだか卵の色が悪くなってきて、腐ったのかな·····?と心配して数日。

真っ黒になっていて、腐ってる!!と思ってよく見たら、動いている!!

失礼いたしました、孵化してたんですね。

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なんだか沢山いたけれど、2mmくらいで小さくて可愛いし、とりあえずこのまま飼い始めることに。

 

4月1日  毎日アブラムシを与え続ける

せっせとアブラムシを集めては、与える日々。

長男は成虫を、私は幼虫を飼っている状態で、お互い毎日ノルマがありました。

この辺から、昼休みの夫とのLINEのやり取りで、テントウムシネタが増えてきました(笑)

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そして、だんだん感覚が麻痺してきているのがわかる·····。

 

図書館の本の写真を見たことで、今の幼虫がナミテントウではなく、ナナホシテントウと判明!

 

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当時の私は、とてもショックだったらしい·····。

 

また、長男と私は毎日アブラムシを取っていたのですが、一度、長男が溶連菌にやられ、寝込んだことがあり·····。

この時、まさかの次男が長男の代わりにアブラムシを取ってくれるという、美しい兄弟愛?もみられました。

 

ちなみにこの頃は春休みで、長男がSwitchでポケモンの旅に出た頃でもありました。

初めてのテレビゲーム(DSも未体験)だったこと、ポケモン大好きだったことから、もう毎日のように「オレ、今日、マンキーとサンドとイワークをGETした!」等、延々とポケモンの話を聞かされ続け、進め方が分からない長男のために私も別アカウントでポケモンの旅に出て、次男にモンスターボールを使い尽くされる·····。

三男は寝返りを初めて、うつ伏せから戻れずに泣いたり、移動距離が増え、

かつ、夫は残業続きでほぼワンオペ育児だったので、あまり記憶がありません。

そんな忙しい時に、なぜ私はテントウムシまで飼いはじめてしまったのか!?(笑)

 

4月3日  幼虫が大きくなる

脱皮を繰り替えし、どんどん成長!

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この辺で「あっ·····よく見たらこれ、凄い幼虫っぽい·····。私が苦手なヤツ·····。」と気が付くが、子供たちが楽しみにしいる分、今更逃がすわけにもいかず、、

数も28匹と確定(多い!!)し、必要なアブラムシもフンも増えてきて、お世話が大変に。

やむなくケースを2つに分け、毎日せっせと掃除、餌の追加を繰り返しておりました·····。

 

そして庭の室外機の上には、お手入れグッズ(筆、商品トレイ、洗った後の飼育ケース)がいつも常備されておりました·····。

 

4月9日  ついにサナギへ!

あれだけ足が早くせっせと歩き回っていた幼虫達が、葉っぱから動かなくなりました。

段々と身体が縮んできて、急に背中が縦に割れ、黄色い物がでてきた!!

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多少個体差があるようで、蛹化は数日続きました。

 

4月15日  遂に羽化!!

続々と羽化して出てきました!

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息子達と観察していて気がついたこと。

  1. 出てきた直後は翅は出ておらず、身体がちょっと細長い
  2. 抜け殻にとまった状態でじっとしており、段々と翅が伸びてくる
  3. 段々と丸くなる
  4. 翅が折りたたまれる
  5. 段々と赤くなり、動き出す

羽化の観察はなかなか面白くて、息子達にも人気でした。

しかもこれ、ほんの数分で出てきて、数十分で終わってしまうため、こまめにチェックしておかないと見逃してしまうやつ。

外で見たことがないのも当然だわ…。

最初、黄色いのも知らなかった·····。

 

まとめ

卵から成虫になるまで、実質約4週間。

とはいえ、お世話が必要なのは約2週間。

アブラムシさえ安定的に入手できれば飼いやすいし、約1ヶ月あれば卵(成虫を飼育すれば直ぐに産む)から羽化まで観察できるので、虫好きな子には良いんじゃないかな?と思います。

ただし、注意点も。

 

①アブラムシが逃げ出す

小さな隙間からすぐに逃げ出します。

我が家は蓋をしていたのに脱走され、結局、蓋の隙間をマスキングテープで密封しました。

飼育ケースは密封できるものにしましょう!

 

②アブラムシの確保が大切

 成虫や終齢の幼虫は、アブラムシを大量に食べます。

一度に大量に入れすぎると、アブラムシが成長して脱皮の皮が大量に出ますし、羽化してしまいます(翅の分スマートになって美味しく無さそうになる、食べるかも不明)。

こまめに安定的に供給できるように、事前にチェックしておきましょう。

下手すると、毎日必死にアブラムシを探す強制散歩に出る羽目になります。

③幼虫の数を欲張りすぎない

 多すぎ、だめ、絶対。

多すぎるとお世話が大変です。

卵は密集しているため、少しだと思っても、実は30近くあることも。

多すぎると、餌も掃除も大変(ケース側面や底がよく汚れます)ですし、臭いも強くなります。

欲張りすぎないようにしましょう·····。

 

④蛹化の時期はそっとしておく

今回は数も多かったことから蛹化の時期にケースのお掃除等をしてしまい、そのせいか、蛹化失敗する子(蛹になれない、蛹から羽化しない)が複数おりました。

カブトムシ等と同様、蛹化の時期はそっとしておきましょう。

 

最後に

色々書きましたが、大変ながらも面白いので、テントウムシ好きな方やお子さんがいる方は是非挑戦してみてください(^^)

 

この飼育のお陰で、私と長男はテントウムシに詳しくなったのは勿論、

という変化がありました。

次男もここまでじゃないけど、テントウムシ好きになりました。

 

実はこの時期、我が家の塀には複数のナナホシテントウの蛹が付いていたのです。

今の家に住んで2度目の春でしたが、去年は誰も気が付かなかった!!

気がついて以来、塀に近寄る時はとても気をつけています(笑)

 

秋になってまた出てきたら、今度こそナミテントウヒメカメノコテントウのリベンジでもしようかしら……?